

今年度最初の石川先生のグループ相談会のテーマは「学校不適応の要因と対処法」について。前半は先生からのレクチャー、後半はアットホームな雰囲気の中での座談会となりました。
学校への不適応は、集団の中でうまくいかない感覚がきっかけとなることが多く、個性と型(環境)の問題と捉えることができます。ストレス耐性や欲求のコントロール、コミュニケーション力などの心の発達スピードの違いを「個性」と捉え、その子の発達段階にあった環境や支援をしていくことが大切です。では不適応反応が現れた場合、対処法として大切なことは? 家庭でできること、親としてできることは何? ⇒ 子どもがその日の出来事や不安、愚痴などを話した時に子ども自身が気持ちをわかってもらえたと感じること。わかってもらえたというホッとした安心感がストレスを軽減させるので、「口を挟まず最後まで聴いてあげること」が親のできる一番大切なこと。
参加者からは、「自分の忙しさからイライラしてしまい、最後まで聴いてあげられてなかった」「口を挟まないのが一番難しい」など本音がでました。子どものことを心配する余り親自身が不安でいっぱいになることもあると思います。まずは親御さん自身がストレスを抱え過ぎないことがポイントかもしれませんね。気分転換で解消できることもあれば、話すことで気持ちの整理ができることもあるでしょう。もしよろしければココエールに来て、お話ししてみませんか。まずは親御さんがホッとして、気持ちを楽にするところから始めましょう。