【講演会・研修会】ココだでハナせる。vol.0

ケアリーバー支援の在り方を考える研修会「ココだでハナせる。vol.0」を 10月24日(火)に、こども未来館ここにこで開催しました。ゲストに豊橋出身のケアリーバー(18歳まで豊橋の児童養護施設で育った)で役者の真魚さんを迎え、支援する側・される側の本音など、ご自身の経験やその時々の気持ちについて、お話を伺いました。

参加した職員からは「〝ここに居るよ・繋がっているよ〟というスタンスが大事だよなぁ・・と改めて感じた」「とことん話を聴ける存在でありたい」「お金と性の問題について今後の課題が与えられたので、しっかりと向き合っていきたい」「〝支援する〟ではなく〝その子に何が必要か〟を考えることがいかに大切かということが心に残った」などの感想をいただきました。

真魚さんの真摯で丁寧な回答一つ一つにお人柄が溢れ、本当に素敵な方だなと思いました。今回のケアリーバー研修会は <vol.0>プロローグとして、新たな支援のきっかけにしたり、それぞれの課題提起にしたりしてもらえたら幸いです。

【ココエール】定時制・通信制高等学校合同説明会

10月8日(日) 豊橋市保健所・保健センターほいっぷにて「定時制・通信制高等学校合同説明会」を開催しました。毎年7月と10月の年2回開催し、豊橋近郊の定時制・通信制高校16校と相談機関2機関がブースを設け、200名近くの中高生やその保護者、関心のある教職員等の方々が足を運んでくださいました。

会場では、全体会として定時制・通信制高校の説明から始まり、各校の1分間スピーチを聞いた上、個別ブースにて気になる高校の先生に直接質問・相談ができます。各校の特色や学習・登校スタイルを知り、自分に合った学校や進路を見つけたり、通うイメージを膨らませる、そんなきっかけになることを願って開催しています。

ココエールでは、いつでも定時制・通信制高校への進学、転校についてのご相談を受け付けております。中学校には行きづらいけれど進学したい、今の高校に馴染めないけれど高校を卒業したい、新しい環境で学んだり友達をつくったりしたい・・・そんな想いをもった子どもたちが、自分に合った環境で生き生きと生活できることを応援しています。

【ココエール】今・ここ・自分

10月13日(金)に大人の花育・色育講座を開催しました。今回のテーマは「今・ここ・自分」カラーカードを使ったり、花を生けたりしながら、ゆっくり自分と向き合う時間を過ごしました。

講師の先生からは「どんな人も楽しむ力を持っているけど、忙しい毎日の中で蓋をしてしまっている。今の自分を感じ取り、楽しむ力を取り戻しましょう」というお話がありました。参加者の皆さんは、色とりどりの花の中から好きな花、気になる花を選び、自由に表現していました。

最後に出来上がった作品をお互いに鑑賞し合い、コミュニケーションの要素でもある、分かち合う共有する時間を過ごしました。参加者からは「楽しかった」「温かい気持ちになった」「素直になれた」といった感想をいただき、花の色や香りに癒された素敵なひと時となりました。

【ココエール】10月の親ごころ塾

10月はお祭りシーズンで親ごころ塾を開催したこの日も、爆竹の音や「わっしょい!わっしょい!」の威勢のいいかけ声ががそこかしこでしていました。

外は賑やかでしたが室内は、和やかな雰囲気の中、親御さんそれぞれの気がかりをみんなで共有しながら、いつものように金田がそれらの解説をしていきました。皆さんが印象に残った内容として感想を寄せてくれたのが【”何気ない日常会話で裏メッセージを意識する大切さに気付けた“と”「安心してじっとしているフロア」がなければ次の「ちょっと動いてみようかなフロア」には行けない”】でした。

親御さんそれぞれが異なる気がかりをもって参加されますが、一様に「すっきりして気持ちが楽になった」「こうすればいいんだと思えることが多くあった」「解決の糸口が見つかった気がする」など、前向きな言葉を残していかれました。

【ココエール】ゲームやSNSに熱中する子の心理

まだまだ暑い日が続く9月9日、石川先生のグループ相談会を開催しました。前半はゲームやSNSに熱中する子どもの心理や対応についてのお話をしていただきました。後半のグループディスカッションでは、我が子のことや親自身の気持ちなどを分かち合い、それぞれの思いを出すことができたようです。

参加者からは「ゲームやSNSは[悪]ではなく、有効な面があることを改めて知ることができた」「一緒にゲームを楽しんでみようと思えた」「ゲームやSNSに限らず、子どもの気持ちを大事に見守っていこうと思う」等の感想をいただきました。

皆さん同じような不安や悩みを抱えていることがわかり、気持ちが楽になったと言って帰って行かれた親御さんの後ろ姿が、少し軽やかになっていたように感じました。

【講演会・研修会】合同現職研修

夏休みも残り少なくなってきた8月後半、豊橋市第8ブロックの現職研修にて、金田が講師としてお話させていただきました。不登校児への対応やココエールの活動などをお伝えし、先生方からたくさんの感想を頂戴しましたので、少しご紹介いたします。

「親身になって子どもの話を聴いたり、何が好きか・何ができるかを探すことの大切さを改めて知る良いきっかけになった」「苦手に目がいきがちな子どもに視点を変える声掛けができそう」「教員という立場で学校という場所で、子ども達の一番の理解者になりたいと改めて思った」「ココエールの仕組みや活動、運営方針などを知ることができ、ココエールを近くに感じた」「不登校の理由を聞かず、要求ではなく提案をしてみて、その子がどう感じ、どう行動するのかを見て行こうと思った」「子どもの学びが止まらないように、安心して過ごせる場や学びを一緒に探していこうと思った」等など・・。

先生方の子ども達への熱い思いが伝わる内容で、私たちも改めて気を引き締めていこうと感じました。ご多用の先生方、猛暑の中の研修お疲れ様でした。

【ココエール】「親ごころ」って複雑だけど

夏休みに入り蝉の大合唱がさらに活発となってきた8/5(土)に、今年度3回目の親ごころ塾を開催しました。

自己紹介を兼ねて「今知りたいことや解決したいこと」を小グループで共有した後に、東三河支所の金田が、それぞれの解決につながる考え方やヒントをわかりやすくまとめて、お話させていただきました。

参加者からは、昼夜逆転の話や進路の心配など他にもたくさんの知りたいことや解決したことが出てきました。参加者それぞれから出される話は、他の参加者にも当てはまる内容が多く『他の方の状況でも自分とつながる部分があって、とても勉強になりました』という感想をいただきました。また『親ごころの気持ちが先行して、子どものことを理解できていなかったかもしれません』『もっと長い目で、焦らず子どものことを見ていけそうです』『子ども自身が見つける工夫がどんなものなのか、少しは待てそうな気がします』とすっきりとした表情で会場を後にされる参加者が多くいらっしゃいました。

親として良かれと思っての声掛けも子どもによっては、ネガティブに捉えてしまうことがあったり、親からするとネガティブな出来事や子どもの行動も、見方を変えればポジティブな面が現れたりもします。親ごころも複雑ではありますが、子ども達も複雑な感情や感覚の中、頑張っているんだなと思いました。

【講演会・研修会】豊橋市内小学校現職研修

子どもたちには楽しい夏休み、先生方は研修の季節です。今年もたくさんのご依頼をいただいていますが、最初の研修は7月27日(木)豊橋市内の小学校にて。

子どもが大人になることを楽しみにできる支援と副題を付け、豊橋市「ココエール」での支援担当の役割、支援の取り組み事例を交え、支援についての考え方や先生方との連携、協働の在り方についてお話しいたしました。

比較的大きな学校で、50人の先生がご参加くださいました。始まる前から校長先生と冗談交じりの雑談風景もあり、とても和やかで温かなムードを感じました。先生方の「この子は卒業後、どうなっていくんだろう…」というご心配、私たちでしっかり引き継いでいきたい!先生方に安心していただきたい!と改めて思いました。

【講演会・研修会】西尾市窓口職員接遇研修

7月25日(火)、市民館などの窓口で利用者さんの対応をなさる職員さんにお話をさせていただきました。普段の接遇研修は、民間の新入社員さんや管理職になりたての比較的若い方に向けたものが多いのですが、今回はとってもオトナな接遇研修♪

接遇は形も大事だけど、それ以上に心が大事。「心を込めて」と念じるだけで対応がこんなに変化しますって実験も行いました。私より人生経験豊富な先輩方も多くいらっしゃり、どんな風に感じられるかな?と探り探りで進めましたが、想定外に盛り上がり、お楽しみいただけて何よりよかったです。

西尾市さん、次は秋に図書館で接遇研修を行います。

(東三河じゃないし、子ども若者でもない、けど、「子どもたちが大人になることを楽しみにできる、そのために大人が大人であることを愉しむ」という信念のもとお受けいたしております。)

【講演会・研修会】『はたらく』を考えよう

7月7日(金) 新城市立新城中学校にて

夏休み中に「職場体験学習」があるため、その前に「働く意義と働く時のマナー」について生徒さんと一緒に考える時間を過ごし、おまけで「おじぎ」の練習(写真右)もしました。職場体験学習は、初めての場所、初めての人、初めての事、初めて尽くしなので〝楽しみ〟だけど不安という生徒さんがほとんど。「皆さんをお迎えする職場の大人たちも実は緊張してるのよ」と伝えると不思議そうでした。

一人一人が自由に伸び伸びと〝自分〟の人生を歩いていってほしいなと思いました。