【ココエール】不登校から自立へ

今年度最後の石川先生のグループ相談会は「不登校から自立へ」をテーマに不登校経験のある若者2人をゲストに招き、石川先生との対談と2人を囲んでの座談会形式で行われました。若者2人は中3のときにココエールで出会い、その後同じ高校へ進学し、この4月からはそれぞれの就職先で新生活が始まる予定です。

「不登校だった時の気持ちは?」「その時の親子関係はどうだった?」「今後の将来についてどう考えてるの?」と石川先生からの問いに、それぞれが過去の自分を思い返し、当時は言葉にならなかった気持ちや状況を偽りのない言葉を探しながら答えてくれる姿が印象的でした。

座談会では、「不登校になった原因を知って解決してあげたいけど…」「どんなきっかけで外に出るようになったの?」「完璧じゃなくていいって思えるようになったきっかけは?」「親にどうしてほしかった?」など、自分の子どもと重ね合わせ、普段から疑問に思っていることを経験者に聞くことができ、その言葉に大きくうなずいたり、笑ったり…話の尽きない充実した時間となりました。

参加者からは「できないことではなく、今できることが大切だと気づいた」「親と子は別人格、親が求め過ぎず〝ま~いっか〟と思えるようになるまでの親の気持ちが大切」「輝いて見えた2人のように、我が子もいつか自身の何かを見つけて輝いてくれるだろうと希望を感じた」など感想をいただきました。

ゲスト2人の親御さんも、当時は対応に悩みココエールに足を運んでくださっていました。過去を振り返った2人が今「親がしてくれたこと・かけてくれた言葉が有難かった」と話す姿や『ここに来ている親御さんのお子さんは親ガチャに当たってると思う』とコメントしてくれたことは、親御さんだけでなく、私たちスタッフにも大きな励みとなりました。

引き続きココエールでは、子どもの幸せを願う親御さんと共に、今できる最善の対応を考えるパートナーとして、充実した面談やサポートを行っていきます。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

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