春休みの子ども向けイベントとして3月27日(水)に「こども花育&色育体験」を開催しました。いつもは大人向けの講座ですが、今回は初の試みとして子どもたちに体験してもらいました。色とりどりのガーベラやスイートピー、花器を作るための色画用紙や飾り付け用のモール、綿、ピック、リボンなどたくさんの素材が用意され、その中から気になるものを思いのままに手に取ってもらいました。約束はただひとつ「けがをしないこと」。これさえ守れば、何をしても大丈夫。作り方や見本がない中、思いつくままに自由に作業を進めました。
オアシスには花を挿すものだと思いきや、子ども達は花だけでなくピックや綿、モールで作った飾りも一緒に挿しますし、ガーベラの茎にリボンをつけて飾ったり、花器にたくさんのビーズで模様をつけたり…大人には思いつかない発想があふれました。「自分でできた!」という経験を大切にするために自分で終わりを決めて完成させ、嬉しそうに持ち帰りました。
思ったよりたくさんの人がいて早く帰りたくなってしまった子。信頼できるスタッフが来たことで落ち着き、気持ちを切り替えることができた子。それぞれがどんな時に不安になり、どうしたら落ち着くのか。今後の支援に繋がる気づきがありました。また、初めてスタッフのお手伝いとして子どもたちのサポートをしてくれた子。自分の経験と照らし合わせながら細やかな観察や気遣いができるという一面を発見することができました。
ココエールでは、イベントを通して見えてくるその子の特性や持っている力を本人や家族と共有し、今後の支援に活かしていきます。来年度もスタッフ一同、心を込めてイベントを企画しお届けしたいと思います。