【ココエール】令和5年度1回目の親ごころ塾

4月8日(土)ココエールにて第一回目の親ごころ塾を開催しました。親ごころ塾では、参加者が今知りたいこと、解決したいことを出し合ってもらい、パーソナルラボ東三河支所長の金田が、そのヒントやどう捉えたらよいかなどの話をしていく勉強会です。

今回も参加者が不安に感じていることや気掛かりなことがいろいろと出ましたが、共通していた内容が「子どもの心配が絶えなかったり、上手くいかないことが続いたりすると、親自身のメンタルが耐えられなくなるかもしれないと不安になる」という内容でした。それに対して金田は、想定しないことが起こるとその先のイメージができず、どうしてよいのかわからなくなっていく。「○○になるかもしれない」「〇〇が起こるかもしれない」が次々と浮かんで「どうしよう」が不安を膨らませていると思うので、どうしようと考えるのではなく、「そのとき私がどうするか」を決めておくことが大事だと話します。

子どもは、親から心配され続けると自信がなくなってしまうことがあるので、親御さんには心穏やかでいてほしいです。子どもと関わる中で、どうしようかと不安に思うことがあったら、どうするかを決めて不安を減らしていきましょう。子どもが安心して進んでいける親子関係が保てるように、私たち支援担当が下支えになれたらと思っています。

【ココエール】不登校から自立へ

今年度最後の石川先生のグループ相談会は「不登校から自立へ」をテーマに不登校経験のある若者2人をゲストに招き、石川先生との対談と2人を囲んでの座談会形式で行われました。若者2人は中3のときにココエールで出会い、その後同じ高校へ進学し、この4月からはそれぞれの就職先で新生活が始まる予定です。

「不登校だった時の気持ちは?」「その時の親子関係はどうだった?」「今後の将来についてどう考えてるの?」と石川先生からの問いに、それぞれが過去の自分を思い返し、当時は言葉にならなかった気持ちや状況を偽りのない言葉を探しながら答えてくれる姿が印象的でした。

座談会では、「不登校になった原因を知って解決してあげたいけど…」「どんなきっかけで外に出るようになったの?」「完璧じゃなくていいって思えるようになったきっかけは?」「親にどうしてほしかった?」など、自分の子どもと重ね合わせ、普段から疑問に思っていることを経験者に聞くことができ、その言葉に大きくうなずいたり、笑ったり…話の尽きない充実した時間となりました。

参加者からは「できないことではなく、今できることが大切だと気づいた」「親と子は別人格、親が求め過ぎず〝ま~いっか〟と思えるようになるまでの親の気持ちが大切」「輝いて見えた2人のように、我が子もいつか自身の何かを見つけて輝いてくれるだろうと希望を感じた」など感想をいただきました。

ゲスト2人の親御さんも、当時は対応に悩みココエールに足を運んでくださっていました。過去を振り返った2人が今「親がしてくれたこと・かけてくれた言葉が有難かった」と話す姿や『ここに来ている親御さんのお子さんは親ガチャに当たってると思う』とコメントしてくれたことは、親御さんだけでなく、私たちスタッフにも大きな励みとなりました。

引き続きココエールでは、子どもの幸せを願う親御さんと共に、今できる最善の対応を考えるパートナーとして、充実した面談やサポートを行っていきます。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

【ココエール】自分の思うままを出せたココエールでの活動

定期的にココエールでおしゃべりをしたり、アート活動をしたりしていた女の子と先日【楽筆アート体験】をしました。楽筆とは、今の自分の気持ちを一文字で表現したり、自由なアートや筆を楽しみ、自分で自分を楽にする筆文字です。利き手と逆の手で書くので、上手く書けなくて当たり前。逆に大胆な表現が味わいになってきます。また、逆手を使うことで脳のバランスを整える効果もあります。

左利きの彼女は、小学校の習字の時間には筆を右手に持ち、言われた通りお手本通りに書こうと頑張っていたそうです。楽筆体験では、客観的に評価されることを気にせずに、自分の意思だけで表現することができたようで、『まるで幼少期の童心に帰ったような気分』と話してくれました。選んだ文字は【開】。これから大学生になり、新たな道が開かれるワクワクした気持ちと希望、そして自分の未来を自分で切り開く意味があると、頼もしい言葉で語りゴールドの輝きも文字に入れました。

彼女は、この数か月でできることがたくさん増えました。ココエールでは「自分の思うまま」を出せたと振り返ってくれました。相談員として、自信に満ち笑顔で語る彼女の姿は頼もしくもあり、話を聴くのが毎回楽しみでした。そんな彼女は、もうすぐココエールを卒業して新生活をスタートさせます。彼女に“ここからエール”を送ります。いってらっしゃい♪

【ココエール】2月4日 親ごころ塾を開催しました

暦の上では立春ですが、まだまだ北風が冷たい2/4(土)、親ごころ塾を開催しました。参加者が今解決したいことや気掛かりなことを出してもらって、代表の金田がそのことについて解説をしたり、ヒントとなる話をさせていただきました。

この日は、「怒りの感情は第二感情である」という話や「子どもの反応が親の期待するものではなかった時に親自身がどう振舞うかのシミュレーションをしておこう」という話や、「気候や自然と体調の関係性について」など、多岐にわたる内容でした。参加者からは、怒りの感情は第二感情なので、イライラしたり怒れることがあったら、怒ることにエネルギーを使う前に、その前にある第一感情を探してみたいという感想が多く寄せられました。そして第一感情を相手に伝える際には、Iメッセージで伝えるのがポイントだと聞き、難しそうだができるようになりたいという声もありました。

振舞い方のシミュレーションについては、ガッカリしないで対応できるのか不安に感じている参加者もいましたが、このタイミングで話が聞けたことで、モヤモヤしていた気持ちがスッキリしたと感想を残してくれました。

今年度の親ごころ塾は、この2月の回で終了となりました。また来年度も隔月開催で日程調整を行っています。皆さんのモヤモヤが少しでもスッキリして、子どもと向き合えるヒントやパワーをつけてもらえるように心を込めて開催をしていきたいと思います。

【ココエール】リースづくりの先生は中学生

以前に丁寧で美しい仕上がりのクリスマスリースを見せていただき、相談員がひとめぼれをしたのが、リースづくりの先生をお願いするきっかけになりました。

約3.75㎠の折り紙を折って一枚の花びらを作り、リースに仕上げるためには300枚もの花びらが必要になるのです。折りはじめると量の多さにめげそうになったり、花びらと花びらをきれいにくっつけることが想像以上に難しく、大人でも実際やってみることでわかることがたくさんありました。

手先の器用な子で、折り方やコツをわかりやすく丁寧に教えてくれました。喜びや大変さを分かちながら、このクリスマスリースを完成させることができ、子どもから大人が学ぶ、そんなことを体験できた日々でした。

【農園】アグリエポタジェでの初体験

先日、小学生の姉妹と相談員2名で農園アグリエポタジェに出かけました。電車の時刻を調べたり、切符を買ったり、駅から農園まで長い距離を歩いたり…と二人にとって初めての体験がいっぱいでした。

農園では鈴木支援士がユズやカブの収穫方法を丁寧に教えてくれました。また大自然の中で、お茶とお菓子を食べてリラックスして楽しいひと時を過ごしました。 二人からは「ユズを取ったことが思い出になった」「電車に乗ったのが楽しかった」という感想が聞けました。

【ココエール】今年度最後の「花育&色育体験教室」

12月9日(金)に3回目の花育&色育体験教室を開催しました。右脳をたっぷり使って、迷いながらも自分で花器を作り、自分で花を選び、自分で花を生け、オンリーワンの作品が出来上がりました。

参加者それぞれの潜在意識が花に現れており、素直な自分が表現できたり、前向きに進もうとする様子が伺えたり・・・自然と自分自身と向き合う時間を過ごせたようです。今の自分を知ると自身が整い、自分を認めることができるのだなぁと改めて感じました。

【ココエール】12月の親ごころ塾

今年最後の親ごころ塾は12月3日(土)、ゆったりとした雰囲気の中はじまりました。子どもとのかかわりで手詰まり感があるときは「今はまだその時期ではない」と捉え〝その子の欲求がどこにあるのか?〟〝どんな欲求なのか?〟〝今は欲求が具体的になっていなくても、いつか欲求につながる小さい何かが出てくるかもしれないと思って待つ〟という話がありました。

参加者からは「待つことは大事だと思うが、待つことが一番大変なことだ」という意見が出て、皆さん首を縦にして共感していました。ココエールでは、親御さんや本人さんの大変な思いを少しでも軽減できるように、一緒に待つことをしながら、どうしていくことがよいのかを考えさせていただいています。気がかりなことがありましたら、ご相談をいただければと思います。

【ココエール】花育&色育体験教室

今年2回目の花育&色育体験教室を行いました。この体験教室は、アロマセラピーやカラーセラピーの要素があるので、五感を存分に使い自分の感情に素直に向き合って楽しんでもらいました。

参加の皆さんは、自分で選んだ花や色からの気づきが言葉になって出てきたり、自身の気持ちの変化に気づいたりしていました。最後には、作品を皆で鑑賞しながら感想を述べ合い「みんな違ってみんな素敵」であることや「自分はこれでいいんだ」と改めて感じることができたようです。和やかで温かい空気の中、自分自身と向き合う時間が心地よく、元気になったという感想をもらいました。

次回はどんな空気がうまれるのか、ワクワクしながら楽しみに待ちたいと思います。

【ココエール】第4回 グループ相談会

11月5日(土)開催のグループ相談会には、14名の親御さんが参加してワールドカフェ形式で「子どもとのよりよい関係づくり」をテーマに座談会を行いました。

参加者同士での対話は非常に盛り上がり、メンバー交代の声をかけるのが、ためらわれるほどでした。最後に石川先生からは「本人の得意不得意がどこにあるのか知る」「本人のできることや好きなことを伸ばすことが大事」「親はアイメッセージで会話を」等の総評をいただきました。

参加者からは「自分の子どもとの関係が正しいのか、これからどうしていけばよいのかなど、他の方の環境や対応を聞けて参考になった」「多くの方と会話ができて気持ちが楽になりました」「親が動じず安定した環境を子どもに提供し続けていきたい」等の感想をいただき、それぞれの家庭でいかせるヒントを持ち帰ってくださったようです。